ワイモバイル料金プランの最低維持費は、シンプルSプランで2,178円です。各種割引制度を利用することで880円まで下がります。
維持費を安くする仕組を簡単に説明すると、下表の通りです。
項目 | 料金/割引額 |
---|---|
シンプルS 基本月額料 | 2,178円 |
家族割引(2回線目以降) おうち割光セット |
-1,188円 |
おうち割でんきセット(24ヵ月間) | -110円 |
毎月の支払額(維持費) | 880円 |
おうち割光セットは1回線目から、家族割引は2回線目から割引と違いがあります。どちらも月額1,188円割引ですが併用して割引することはできません。
おうち割でんきセットは、24ヵ月目まで月額110円割引、25ヵ月目以降が月額55円割引となります。最大10回線まで割引対象です。
ワイモバイルは格安SIMの中では料金が高い方なので、ワイモバイルを選ぶなら割引制度は積極的に利用することをお薦めします。
ワイモバイルの料金プラン概要
ワイモバイルの料金プラン名「シンプルS/M/L」概要は、下表の通りです。
S | M | L | |
---|---|---|---|
基本月額料 | 2,178円 | 3,278円 | 4,158円 |
高速データ通信 | 3GB | 15GB | 25GB |
超過時の通信速度 | 最大300kbps | 最大1Mbps | |
5G通信 | 対応 | ||
国内通話料 | 22円/30秒 |
上表の基本月額料がワイモバイルの維持費となります。最安維持費はシンプルSで2,178円です。
ワイモバイルは格安SIMという割には維持費が高いです。後述する割引制度を利用することで維持費を大きく下げられますが、割引制度を利用しないなら割引なしでも安いUQ mobileをお薦めします。
ワイモバイルの料金割引制度概要
ワイモバイルの料金割引制度は、「家族割引サービス」と「おうち割」があります。
家族割引サービス
「家族割引サービス」は、家族などで複数の回線を契約すると、2回線目以降の基本使用料が毎月1,188円割引(シンプルS/M/L以外の料金プランは550円割引)になります。
家族の場合、親等数の制限がなく、同居してなくてもいいので対象範囲は広いです。
シンプルS/M/Lを契約している回線に家族割引サービスを適用した場合、毎月の維持費は下表の通りです。
S | M | L | |
---|---|---|---|
基本月額料 | 2,178円 | 3,278円 | 4,158円 |
割引適用時 | 990円 | 2,090円 | 2,970円 |
高速データ通信 | 3GB | 15GB | 25GB |
家族割引サービスを適用すると維持費は990円~とかなり安くなります。
シンプルSは元の基本月額料の半値以下。シンプルLはソフトバンクのオンライン専用ブランド「LINEMO」のスマホプラン(20GB、月額2,728円)と同価格帯ですが高速データ通信が25GB使えます。非常におトクです。
家族割引サービスを使うと、1人(回線)あたり1,188円割引されるので人数(回線数)が多いほどおトクになります。3人で使えば、2回線分の2,376円が毎月おトクになります。
割引対象となるのは2回線目以降というのが注意点です。1回線目(主回線)から割引するには、次で紹介する「おうち割光セット」を利用します。
おうち割(光セット、でんきセット)
ワイモバイルの「おうち割」は、自宅のインターネット、でんきなど、おうちに関するサービスをワイモバイルとセットで契約することでワイモバイルの基本月額料が安くなる割引サービスです。
おうち割には、「光セット(A)」「でんきセット(A)」の2つのセット契約が用意されています。
おうち割光セット
おうち割光セットは、家のインターネットとワイモバイルをセットで利用すると、ワイモバイルの月々の基本月額料が毎月1,188円割引(シンプルS/M/Lの場合)になります。
シンプルS/M/Lを契約している回線におうち割光セットを適用した場合、毎月の維持費は下記の通りです。
S | M | L | |
---|---|---|---|
基本月額料 | 2,178円 | 3,278円 | 4,158円 |
割引適用時 | 990円 | 2,090円 | 2,970円 |
高速データ通信 | 3GB | 15GB | 25GB |
割引適用時の維持費は990円~で家族割引サービスと同じですが、家族割引サービスと違い1回線目から割引対象となります。非常におトクです。
おうち割光セットの対象となるインターネットサービスは、「SoftBank Air」「SoftBank 光」の2つです。SoftBank Airは回線工事不要の無線インターネット接続サービス、SoftBank 光は光回線を利用したインターネット接続サービスです。
SoftBank Airを詳しくみる
SoftBank 光を詳しくみる
家でSoftBank AirまたはSoftBank 光以外のインターネット接続サービスを利用しているなら、これらのサービスへの切り替えを検討してみてもいいと思います。
ただし、おうち割光セットを利用するには、指定オプション(月額550円)の加入が必要です。1回線目の割引額が実質638円に下がります。損にはなりませんが注意点です。
おうち割でんきセット
おうち割でんきセットは、でんきサービス(おうちでんき)とワイモバイルをセットで利用すると、ワイモバイルの基本月額料が毎月110円(25ヵ月目以降は毎月55円)割引になります。
おうち割光セットに比べると恩恵が小さく感じますが、おうちでんきの利用によりおトクに電気を使えるので総合的に考えれば恩恵は大きいです。
ただし、ワイモバイル+おうち割でんきセットだけでは恩恵が少ないというか、回線+でんきのセットならUQ mobileの方が恩恵が大きいです。このため、おうち割でんきセットは、家族割引サービスやおうち割光セットを主とする追加の割引と考えた方が良いです。
家族割引サービスとおうち割は併用できる?
- 家族割引サービスとおうち割光セットは併用できない
- 家族割引サービスとおうち割でんきセットは併用できる
- おうち割光セットとおうち割でんきセットは併用できる
家族割引サービスとおうち割でんきセットは併用できません。どちらも毎月1,188円割引なので併用できたらシンプルSが0円になりそうですが、残念ながらできません。
おうち割でんきセットは、家族割引サービスまたはおうち割光セットと併用できます。ただし、おうち割でんきセットの説明で書きましたが、おうち割でんきセットは家族割引サービスまたはおうち割セットを主とした追加の割引と考えた方が良いです。
維持費880円~で持てる条件
- シンプルSを契約
- 家族割引サービスまたはおうち割光セット適用
- おうち割でんきセット適用
これらの条件が揃った時に維持費880円~でワイモバイルを利用できます。家族割引サービスの場合は、2回線目以降が880円~です。
まとめ:ワイモバイルは割引制度の利用推奨
ワイモバイルの料金プランの最安維持費は2,178円ですが、割引制度を利用すれば最安880円まで下がります。
携帯代は長期間に渡り支払うものなので、毎月の支払額は少ないに越したことはありません。毎月1,000円下げるだけでも1年間で1.2万円、10年間で12万円と非常に大きな額になります。
ワイモバイルは大手キャリア並に高品質ながら料金は格安なので携帯代を安くしたい場合にお薦めです。
ただし、ワイモバイルは格安SIMの中では料金が高い方なので、ワイモバイルを選ぶなら割引制度は積極的に利用することをお薦めします。